漆澤でございます。 何やらバタバタとしているうちにもう4月になりました。先だっての東日本の震災から今日でちょうど一か月が経ちました。被災者の方々には心よりお見舞い申し上げます。 言い訳になりますが年度末の慌ただしさに筆が進まず、加えてのこの震災、久々の更新となりました。 東京の桜は満開となり、営業などの行く先至る所で艶やかな華をたわわに咲かせた桜を眺めます。 例年ならば、桜を肴に一杯という気持ちにもなり、帰りがけにひとつ足を延ばして桜見物とも思うのですが、未だ電気やガスのライフラインの供給もままならない被災者の方々の生活を思うとなかなかそんな気分にならない状況です。 とはいえ、このまま我々も沈滞ムードを続ければ日本経済そのものが立ち行かなくなります。そのためにも、我々被害の少なかった者が1日1日を大切に過ごさなければならないのではないかと考えております。 お客様先からの帰りに、行きつけのバーの扉をあけると、小振りな桜の花枝が出迎えてくれました。花見を自重する皆様へのバーテンダー君の気遣いなのでしょう。この桜を見ながら、ジン・ト二ックでも一杯頂いて今年の花見といたしましょう。 関東に続き東北でもそろそろ桜の咲く時期になります。日本の心とも言える桜の花が被災者の皆様、また現地で復興に携わる皆様の心の支えとなる事を、心よりお祈りしております。