#12 瀧澤
長い大型連休も明け、皆様いかがお過ごしでしょうか?漆澤でございます。
私は長野県茅野市にございます義母の別荘を約二年ぶりに訪れ、家族でゆっくりとした時間を満喫させて頂きました。ここは白樺湖近郊で標高ハ百メートルに位置し高山植物も多種多様に自生し素晴らしい景色を堪能でき、冬にはスキー場も多く隣接する場所です。
少し残念だった事は、近年の経済不況の影響で白樺湖周辺の「ホテル」「お土産屋さん」「レストラン」等が軒並み潰れ、いわばゴーストタウン化?が進行するような深刻な状況が起きていることです。
しかしそんな中でも幸運なことに、たまたま目にした新しい佇まいの酒蔵をイメージさせる綺麗な酒屋さんににふと立ち寄ってみると、今までお目にかかったことのないような‘酒‘が整然と並べられ、これはラッキーとばかりに、すぐさま店主にお酒の特徴を尋ねてみますと、これまた丁寧に教えてくれる事!!二度ラッキー!そこで勧められるがままに、長野県上田市の絶品の銘酒を入手致しました。早速何本か別荘に買って帰り早速の試飲を致しました!!
そのお酒は、その名も「瀧澤」特醸(本醸造)。店主の説明によると「和風料理を中心に洋風、中華でもさっぱりとした料理に比較的良く合いますよ」との事。そこでいろいろ試してみると。。
せっかくの別荘泊まりもありまして物は試しと近郊のスーパーで購入した「アジの干物」にサクラのスモークチップを使いスモーキンググリルで燻製を酒の肴に作って「瀧澤」を一口。これが非常に合いました。
このお酒の特徴としては、どんな料理にでも食材の味を殺さずさらに本醸造でありながら吟醸並みの贅沢な作りで酒本来のもつ気取りのない円やかな味で口当たりが軽く、喉越しが非常に爽やかなお酒でした。
このほかにも「瀧澤」シリーズは、純米吟醸、特別純米(全量黒耀の水仕込み)、純米酒(古づくり)の全四種類があります。
私はすべてのお酒をすこしずつ飲み比べてみましたが、作り手の技でおのおのが濃醇系(甘口、辛口)と淡麗系(辛口)の違いをはっきりと主張しておりました。
今回はこのシリーズのちょうど中間に位置します特醸(本醸造)をご紹介させて頂きました。決して料理の邪魔をしない「瀧澤」をぜひ飲み比べて、お試しください。