震災から1年

漆澤でございます。 皆様、如何お過ごしでしょうか?ちょっと時間が経ちましたが 早いもので2011年3月11日あの東日本大震災から一年が過ぎました。 2012年3月11日は、各局で朝から追悼番組が放送されていましたがどのテレビ番組を見てもいまだ進まぬ原発処理・賠償問題、瓦礫撤去の問題、行方不明者(2012年3月6日現在:3,272名)の捜索問題等、 政治家の無能・無策ぶりや自分自身の無力さを痛感しながら報道を見ていると、だんだんと具合が悪くなってきました。ただご病気をおして追悼セレモニーにご列席されていた天皇皇后両陛下には心打たれました。やはり、ただ出席しているだけの政治家とは伝わってくるものが全然違うなものだと感じさせられました。 どれも深刻な問題ですが瓦礫撤去においては被災した各県全部を含め、いまだに単なる山積みの状態で10%に満たない瓦礫しか処理できていないとの事です。 各県ももっと放射線量が基準を満たしている瓦礫であれば積極的に受け入れて欲しいものです。一年が経ってこの様な状態で復旧、復興は、夢のまた夢の様に感じられるのは私だけでしょうか? 聞くところによれば横浜の山下公園は関東大震災の瓦礫を埋め立てられて作られたそうですが、無駄な公共事業にお金を費やす位なら、まだまだ埋め立て可能な地域に第二、第三の山下公園のようなものをを造って頂きたいものです。 私事ではありますが、先日義姉から連絡があり津波で流されてしまった福島県相馬市浜通りの自宅から高台に土地を購入して家を建てるとの連絡が有りました。 「お父さん(故:義兄)が少しお金を残してくれたからね」 「6月中には建つから遊びに来なさい...」 電話口の表情は分かりませんが毎日々確実に力強く復興に向けて頑張っているのだなと思いました。 被災された皆様があの震災から本当の意味で“復興者”へとなられる事を心より祈っております。